連発ゴム銃は作るのも楽しいですね。
KEROKERO火器商会さんの2枚羽根方式は、動作も確実で作りやすいので私もたくさん作りました。
回転翼はシナベニヤを使うか、合板を作ったほうが安心だと思います。
2枚回転翼の連発銃試作 FAF05 | 2009/03/26 (Thu) |
今回、やっと設計する時間が取れましたので試作品を作ってみました。
素晴らしい設計なので動きは確実なものになっているところが魅力です。
作りやすいものであれば、いままで作ってきた4枚翼の連発銃の部品がそろそろ終わるので、次の量産型にできないか?というもくろみもあります。

KEROKERO火器商会さんの設計は2枚翼の形が特徴です。
いままでの2枚翼は少し起き上がった状態で輪ゴムを掛けますが、このタイプは水平になった状態に切れ込み部分へ輪ゴムを掛けます。
そのため、輪ゴムを掛けやすくするようにフレームを大きくカットする必要がありますね。
デザイン的に、ウォンテッドのアンジェリーナ・ジョリーが持っている銃が気になったので意識的にトリガーガードをマネて見ましたが、、、あれほどカッコ良くは仕上がってませんね。(笑)

最近切り出し精度の誤魔化しをするために、グリップの芯材を中抜きするようになったのですが、これも同じく楽をするために中抜きしました。
試作ということでOKだといいつつ、自分に甘いのは毎度のことです。(^^;;

回転翼の受け方や、トリガーのスットップ機構は2008・0120式拳銃のオリジナルを参考にさせて頂きました。
今回は材料の関係で、クリアランスを10ミリ、回転翼を5ミリで作りましたので、輪ゴムの装弾数は6発程度が限度です。
グリップにはアクセントとして、チークを貼り付けしました。
クリアランスを10ミリ、フレームは5ミリ、チークは3ミリで貼り付けましたのでグリップは随分厚くなりました。
大人の手では丁度良いくらいですが子どもには少し大きいかもしれません。
回転翼は直径30ミリです。フレームとグリップの結合部分(強度)を考えてのサイズです。
しかし使ってみると輪ゴムを装填するには少し小さく掛けにくくなってしまいました。
使いやすさを取るか、強度を取るか、悩みどころです。
いままで作った4枚翼連発にくらべ、回転翼を下で受けるトリガーの構造だけに、トリガーの形が簡単なのが非常に作りやすいですね。
回転翼は今回ヒノキの1枚で作ったのですが、ダボ爺さんのような合板を使わないと強度的に不安が残ります。
自分も2ミリくらいの板を貼り合わせした合板の作成もしてみたいところです。
名称:2枚回転翼連発銃 FAF05 ハンドガン
全長:215mm 銃身長:170mm 全高:115mm
適合装弾:オーバンド#16
発射方式:瞬間解放方式セミオート連発
装弾数:6発
材質:ヒノキ、ラミン、チーク
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> ダボ爺さん
やっと時間が取れたので作れました。
確実な動作は逸品ですね。
ダボ爺さんの合板も逸品なので、回転翼の材料には欠かせませんね。
今度材料を仕入れて作ってみたいです。
2枚翼は確実性がありますね!!
ゴムの力は意外に強く、強度を保つのが
なかなか大変です。
とすると、3角翼が中をとって理想なの。。。
と考えるのはどうでしょうか(苦笑)
なにはともあれ、いっぱい考えましょう(笑)
> HTIおじさん
自分的に三角翼の設計は苦手なんですが、
三角翼にすうとフレームの形状などは作りやすいですよね。
さて、こっから反省点もありますので、直していかないと。
きれいな仕上がりですね。この方式は2枚羽根の宿命であるフレームの切り欠きがどうしても必要です。
私のも斜めカットで最小限切り欠いています。HITおじさんのいわれるように3角がベターなのかなと思う時あります。好みの問題で作りませんが。
ご参考まで私の銃は回転翼4cmです。フレームが太いので何とか入りますが・・・。
そういえば、同タイプの機関部でもフォレストさんダボ爺さんそれぞれ作風が出てますね。一目でわかりますよ!。
話が変わり恐縮ですが、コジソンさん発案の競技を見ていて、確かに装填のしやすさも連発銃の性能だからなあと改めて思いました。参考にして以下のような案を考えてみました。名付けて連発杯2010(笑)。まだ2009もろくに行っていない状況ですので名前は冗談と思ってください。ただ内容はエスコペタさんからご指摘頂いた部分も解消できたかなと思っています。私も12連発縛りは苦渋の選択でしたので・・・。ご助言頂けると幸いです。
http://warabinworld.hp.infoseek.co.jp/renpatuhai2010.htm
> KEROKERO火器商会さん
ヒノキの白さから遠巻きには綺麗そうに見えますが(笑)かなり雑です。(^^;;
宿命であるフレームの切り欠きもデザインの内になるでしょうけど、
KEROKERO火器商会さんの場合には、形状が旨くまとまってますね。
どう違うのだろうとよく見るとトリガーの幅が違いますね。
このあたりも改善しないといけませんね。
ちょっと図面引き直してみます。
>連発杯2010
今回は得点とタイムのコラボなんですね。
同じ土俵にもってくるのは難しいところがありますが、面白い発想だと思います。
このルールだと連発、単発どっちが有利か微妙なところですね。
今度試してみたいです。
フォレストさん
ちょっとわかりにくいですが、撃ち始めるとゴムに手を触れられないのは追加装填ができないということです。単発銃だと1ラウンド一発しか撃てないのでかなり厳しいですよ。下の質問コーナーに競技の流れの概要を書いてありますが転載してみます。
1.ストップウォッチを押してスタートする。
2.銃とゴムを手にし、好みの弾数だけ装弾する。撃ち始めると追加装弾できないので注意。
3.装弾をやめ、的を撃ち続ける。
4.弾が切れたら素早くストップウォッチをストップ。
得点
・命中20点、失中0点、暴発-1点、パーフェクト100点でラウンドの計測時間(秒未満切り捨て)の1秒につき1点減ずる。
> KEROKERO火器商会さん
なるほど追加装弾は出来ない部分を、まさかと思って見逃してしまったようです。
そうなると連発しか満点は無理ですね。
素早く装填でき、的確に打ち落とす。
これができれば素晴らしい連発銃の称号を貰ってもいいはずですね。
仮称連発杯2010何回かやってみました。2009より個人的にはおもしろいと感じています。撃ち残してもそれまでなので競技進行は早くなるかもしれませんね。
ところでフォレストさんのFAF05ですが回転翼が力のかかる方向から考えると単板の方がいいと思っていたのですがいかがでしょうか?。実は私の銃もオプションで装弾数増加のための薄い単板翼を作ろうかと思っていたもので。
> KEROKERO火器商会さん
連発杯2010はなかなか期待できそうなんですね。
自分はまだ試すことが出来ていませんが楽しみです。
FAF05の回転翼の件ですが、力が図の方向で受ける関係になります。
http://blog-imgs-31.fc2.com/f/o/r/forest08/2fin.png
ところが茶色い線の方向に木目が走っている関係、単板だと木目に沿った割れが発生するように思っているのですが、どうでしょう。
木目が縦の場合でも、今度は木目に沿った欠けが発生しそうです。
もちろん、材料の厚さや装填数によっても強度は変わりますね。
回転翼式連発ゴム銃はゴム銃を作り始めた頃から興味はあったのですがなかなか手が出ず、先日はじめてKEROKERO火器商会さんのHPに図面が公開されている四角回転翼式の「2002・0318式改短機関銃」を作りました。フルコピーのつもりが、つい悪い癖がでて数箇所を勝手に改造(悪)してしまいましたので、射撃(的)性能はそれほど良くありません。
昨年、TRYANGLE ARMS社HPのガンロッカーで見た三角翼連発ゴム銃・FM-TR6ーSSS がどうしても欲しくなり、無理を言って譲っていただきました。
手元に届いた、B71001 FM-TR6ーSSS グァテマラ仕様(http://arms.web.infoseek.co.jp/B071001.HTM)
は金属三角翼を備えた6連発ゴム銃で、その射撃(的)性能は競技用単発銃と同等のとんでもなく高性能です。以来、これ以上の回転翼式連発ゴム銃は自分では作れないと悟り製作を諦めました次第です。
KEROKERO火器商会さんが「連発杯では、回転翼式連発ゴム銃よりフカヒレ式連発ゴム銃の方が射撃(的)性能がよいのでは・・・・ 」とコメントされていますが、ボーイさんの金属三角翼連発ゴム銃・FM-TR6ーSSS は本当によく当ります。これは、何百発と手元のFM-TR6ーSSS を試射した実感です。本当にこの高性能は一体なんなのか?
今、手がけているフカヒレ式連発銃が一段落つけば、諦めていた回転翼式連発ゴム銃の製作を FM-TR6ーSSS を参考に試みたいと思っています。
フォレストさん
絵の方向だと大丈夫に思っていたんですが・・・。合板だと絵の方向の木目部分は欠けないんですが逆の木目部分は欠けてきます。とりあえず私も実践してみます。
エスコペタさん
FM-TR6ーSSSは相当高性能なようですね。フカヒレと比較したことがないですが、ボーイさんの自信作ですので間違いないでしょうね。私はホローさん作のフカヒレしか持っていませんがマッチボックスはまずはずれない気がします。
2002・0318式改短機関銃の命中精度はオリジナルもそう良くはありません。改善法は1.遅延装置をとる 2.装弾数を減らす で幾分ましにはなると思いますが私なら競技に使うことはないと思います。何しろ12連発機関銃としてまともに動かすこと最優先で作っていますので命中率は後回しです(笑)。上記二つの部分は命中率には百害あって一利なしです。ですがフルオートで撃つと的に当たらなくても楽しいんですよ(笑)。
> エスコペタさん
連発銃は奥が深いというか、難しいですね。
ボーイさんの三角翼連発ゴム銃は素晴らしい出来映えだということを知らされて目からウロコです。
自分が作る回転翼は回転板や軸に木や竹を使っているのですが、ボーイさんのものは全て金属で接合もロウ付けされてしっかり固定されているように思います。
ここの部分のぐらつきや、回転方向に狂いがあるだけで随分性能に影響があると思っています。
自分作のものは、連発の実現だけで、この部分に神経を使っていません。
(なので全く当たらない)
現に、ハンターさんの作成されたABSの三角翼の連発銃も良くあたりますが、回転翼部分の仕上げがしっかりされていますね。
> KEROKERO火器商会さん
木目に沿った割れというのは厄介だなぁと思いましたのは、
以前に作ったP202MPのコピーで思い知らされました。
http://forest08.blog34.fc2.com/blog-entry-3.html
これのグリップの付け根部分にあたるオレンジの○部分にヒノキを使用しているのが解りますでしょうか。
http://blog-imgs-31.fc2.com/f/o/r/forest08/P1000956s.jpg
この部分は木目が縦に入っています。
ゴム銃を楽しんで頂くように、何人かに触って頂いたこのP202MPなのですが、良く壊れる銃でもありました。
今は写真右のフィンが欠けているのが解る通り、修復ができない状態で引退となっています。
とそんな話ではなく、このグリップ付け根の木目に沿って何度も割れが生じています。
その都度ボンドを流し込みして修理していました。
使用したヒノキは5ミリ厚のものですので、決して弱いとは思ってなかったのですが、
形状の問題や力の加わる部分でもあるので、割れてしまったのでしょうね。
それでも今もヒノキを多用するのは、材料のサイズの豊富さと、木目が好きだからなんですが。(笑)
木目ってけっこうやっかいですよね。先日製作したP202系10連発も、前に作った銃が木目にそって破損した所が何箇所かあったので、その経験から、縦木目、横木目を見極めて部品を切り出していますがどうしようもない所もあります。たとえばP202系の場合、シアトリガーは横木目で切り出し、フィンリリサーを後ろに送るシア・フック(?)は縦木目にして埋め込んでいます。またリアホールドフックは2mm厚で作りたかったので、一枚板では強度不足なので、ここは合板の表面を縦目にして切り出し、ホールドフックの溝をを刻んだ部分に瞬間接着剤を滲みこませて強化しています。命中精度を考えるとリアホールドフックは1mm厚にしたいのですが、そうなると、樹脂か金属板を使うしかありません。
> エスコペタさん
こうしてみるとゴム銃は素材選びからとなって、作成は原点に戻りますね。(笑)
シアトリガーの件は、自分も失敗しています。
ホローさんは確か合板を使っていますね。
見た目を取るか、強度取るか?思案のしどころです。