いろいろ、やってますね!!
やはり、シナベニアに軍配があがりましたね。
合板は強いです!!
2枚翼連発銃 FAF06 | 2009/04/11 (Sat) |
FAF05はトリガーの素材は9ミリ厚のヒノキでしたが、こちらで同じくヒノキを使ったところ、木目にそってポッキリと割れてしまいました。
その後、トリガーを作り直してやっと改修できましたので、このタイプはひとまず完成とします。

FAF05から変更した部分は、
デザイン面では、トリガーガードを通常タイプへ戻し、トリガーを小さく変更しました。
フレームの形状も、後部を少し大きくしてゴムを掛ける部分のみカットするデザインにしました。
回転翼の大きさも直径35ミリに大きく変えて、輪ゴムを掛けやすく変更しました。
素材もフレームとグリップにアガチスを使用し、作成コストを抑えました。

トリガーの形状は回転翼がおおきくなった分、複雑な形状になってしまいました。
セミオートを確実に動作させるために、向かって右に伸びる腕のようなものが、このトリガーのキモになるのですが、回転翼とグリップの微妙な位置関係にあるため細くなってしまいました。
そのため木目に沿ってボッキリ割れてしまう原因になったのです。

作ったトリガーは3つ。
向かって左はヒノキの素材で作った最初のもの。
真ん中が竹の素材で作ったもの。
右が最後に作ったシナベニアのもの。
竹はたまたま9ミリ厚の工作材があったので切り出してみましたが、やはり繊維の目に沿って簡単に割れてしまいました。
これに芯材を打ち込んで補強しようかととも考えましたが、9ミリ厚の合板があったのでそちらを使いました。
合板はさすがに打たれ強く、何度かの試射にカケさえ発生していません。
もう一つ、強い素材が必要な箇所は回転翼ですが、ここも2ミリのヒノキを木目をクロスするように2枚合わせた合板にしてから切り出しています。
貼り合わせが悪かったのか、試射中に一度割れてしまいましたが、補修してからは問題なく動いています。
貼り合わせの技術の問題が残るものの、自作の合板の威力に感心しました。
これを量産にしようかと思って当初設計したのですが、トリガーの形状に問題がありますし、
グリップももう少し細くしないと素材単価が高くってしまいますから、これは没です。
名称:2枚回転翼連発銃 FAF06 ハンドガン
全長:215mm 銃身長:170mm 全高:120mm
適合装弾:オーバンド#16
発射方式:瞬間解放方式セミオート連発
装弾数:6発
材質:ヒノキ、ラミン、アガチス、シナベニア
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こちらでは品質の良いベニヤ板(シナベニヤ)が入手できませんので、裏技を使ってシナベニヤを入手しています。街に1軒あるスーパーマーケットのおもちゃ売り場に行き、ビーチボールという名前のスポンジゴムのボールとシナベニヤ板の卓球のラケットのような物が2枚セットになっている遊具を購入して使っています。ちょっと単価が高くなりますがいたし方ありません(苦笑)
>HTIおじさん
回転ストッパーの腕が細かったのが敗因ですが、ベニアの強度はそれにも耐えてくれました。
おそるべしベニアですね!(笑)
>エスコペタさん
場所が変わると素材の入手も難しくるものですね。
卓球のラケットとなると良質のシナベニアになりますね!!
いや、それが made in china の子供向けのおもちゃですので、想像して然るべき品質ですが、一応「シナベニヤ」ですので・・・・ ないよりはましと言うことです。
> エスコペタさん
なるほど、恐るべし大陸ってことですね!
当たり前と思ってしまう日本の環境ですが、こういうとき先人の努力がよく解りますね。
有り難うございます。