ほとんど完成ですね!
私も早く材料買いに行かねば
ガトリング式ゴム銃の作成 その5 | 2011/08/01 (Mon) |
その1では動作の仕組みを解説しました。
その2では準備編 材料、道具などを解説しました。
その3では、材料の切り出しの注意点を解説しました。
その4では、バレルの組み立て方法を解説しました。
今回は、その5 「組み立て 本体編」を説明します。
では、その3で切りだしました、本体の部品を用意してください。


まずは、軸受1と軸受2を接着します。
長さが違うので、写真の穴位置を確認して同じように貼ってください。画面下側を揃えるように貼ります。


次は銃床1と銃床2の貼り付け。銃床1の貼り付け面は切りかけの無い側です。
銃床2に貼り付け位置を罫書いておけば位置合わせは楽になります。
張り合わせたら、2本の釘打ちをして補強しておきます。
ここは力が掛りますので、ボンドだけではおそらく剥がれてしまいますから、釘打ちはしておきましょう。
自分は100均で買ってきた32ミリ程度の長さの釘を打ち込みました。
では、さらに本体の貼り合わせをしていきましょう。

先ほど張り合わせた軸受1,2の下側から、フレームの2枚のうち、1枚を貼り付けします。
下側からフレームで受ける様に貼ります。写真を良く見て、同じようにはってください。

さらに銃床1,2を貼り付けします。
軸受1,2とフレームを合わせたところに、銃床1,2をフレーム上端に合わせて貼り付けします。
上に合わせると、下側に6ミリ程度のフレームの余りが出ます。

今度は、軸受1,2の左端に合わせて、フォアグリップを貼り付けします。
銃床1に切れ込みを入れてない人は、ここでフォアグリップが若干干渉すると思います。
その場合は貼る位置を下側へにでも逃がしてください。

最後に残りのフレームを貼り合わせて完成です。
銃床の1と2を貼る時は釘打ちしましたが、それ以外の全てはボンドで貼り合わせるだけですから簡単に組み上げられると思います。
ここまでが本体の組み付けですが、さらにバレルを組み付けします。

まず軸受の真ん中にあけてある5ミリの穴に、アルミパイプを挿入します。
※ヒノキの丸棒を買ってきた方も同じように入れてください。
入れるのに堅い場合は、ぐるぐる回しながら行うと入り易いとおもいます。
ここでは接着はしません。充分抜けないくらいの堅さがあるので、差し込むだけで取れることはないでしょう。

そこへ、バレルをスルスルと差し込んでみてください。
バレルの長さに合わせて、アルミパイプをここで初めて切断します。
バレルを根元まで差し込んで、バレルの先端からおおよそ1センチくらい出るくらいの長さにパイプを切ります。
本体に入れたままでは切断し辛いと思いますので、切断時にはいったん抜き取って行うといいでしょう。
※アルミは柔らかいので切断にはそんなに苦労は無いと思いますが、金ノコがないと辛いと思います。
※さらに柔らかいだけに曲がり易い欠点もあります。切断時に曲げてしまわないように注意してください。
うまく切断できましたら、再度本体に挿入し、バレルを突っ込みます。
最後は遊んでいるときにバレルを落とさないようにする工夫が必要です。


ここで登場するのが、この2つの部品。
丸座がね 3X10
木ねじ 3.1X10
です。

これをバレルを挿入したあと、パイプの先端に、座がねを入れた木ねじで締めてやります。
木ねじだけだとバレルは抜けてしまいそうですが、座がねがあることによって、バレルをしっかりガードしてくれます。
※木ねじは締め過ぎないように注意してください。強く締めると簡単にネジが切れてしまいます。
ヒノキの丸棒だと、この木ねじで締めることはできません。

ヒノキ棒の場合は、少し難しいかもしれませんが凧糸をヒノキ棒の先端に巻き付けて、それに木工ボンドを染み込ませて写真のように固めてしまいましょう。
バレルは6ミリ以上の直径になれば落ちることはありません。ボンドが固まればバレルが落ちないくらいの強度が充分あります。
ここまで出来れば後少しで完成です。
最後は、トリガー(凧糸をふくめた)を作れば完成します。
次回の
その6 輪ゴムのセットの仕方と、発射方法
に、その作成も含めて説明して今回の工作を完了します。
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> もぐらさん
もう隠し玉はゼロです。(笑)
トリガーは糸引く部分なので、大したものじゃないですが、
初めて作る人には、ゴム銃の構造を理解した上でないと
うまくセットができないんじゃないかと想像してます。
その点、もぐらさんは大丈夫ですから。
これ、実際は手動の手引きじゃなく、手動の手巻きが良いんですよね。
これをベースに改造してみてください。
大人の夏休みの工作として
私も1丁作りたいと思います。
>kojisonさん
これは電動にも簡単に発展できますので、作ってみてください。
> パイプの先に丸座がねと木ネジはどうして締めれるか?
アルミパイプですが、注意点が1つありました。
自分の使っているアルミパイプは外径が5ミリで肉厚が1ミリのものです。
最近知ったのですが、外径が5ミリで肉厚が0.5ミリのものも売っているようです。
前者の場合は、5ミリー2ミリ=内径3ミリになるので3.1ミリの木ねじで締めることができます。
後者の場合は、内径が4ミリになるため、3.1ミリの木ねじでは締めることができません。
また肉厚が少なくなって非常に曲がり易いので、扱いに注意が必要です。
誤って後者を買ってしまった場合の対処方法ですが、
丸座がねと木ネジで締めることが出来ませんので、さらに瞬間接着剤を使用します。
本来、木ねじを使うのは、バレルを複数用意し、カートリッジのように交換しやすくするためなのですが、
瞬間接着剤で固めてしまうと、そういった使用ができなくなりますが、致し方ありません。
瞬間接着剤は金属対応なら、なんでもいいと思いますが、
お勧めはアロンアルファの耐衝撃用EXTRA(エクストラ)です。
だいたい500円ほどで売っていると思います。
ネジとパイプの先端に接着剤を付けて丸座がねを入れてから固めてください。
最近の接着剤はガッチリ固まります。
頑張ってください。