はじめまして
宮城県北部で森の循環を目的に、間伐主体の森林保全や間伐材加工品開発及び、薪ストーブの普及や樹をつかったワークショップ等の活動をしているNPOの蛇口(へびぐち)と申します。
7月に、小学生親子20組を対象とした出前講座があり、木工作体験のメニューに「ゴム銃」を考えております。図面とパーツ表は本サイトより取得できましたが、作り方(手順書)の様なものがあったら使わせて頂きたいと思い連絡致しました。
宜しくお願い致します。
久しぶりの新作 FAF16 | 2012/07/23 (Mon) |
要望は決まって連発銃ですので、今回は正三角形の回転翼にしてみました。
正三角形ならべニアから切り出しても何とか動きますから大丈夫でしょう。
例によって、入手しやすい工作材で作りますので、フレームもグリップも30ミリ幅で作っています。

図面通りに切り出したものが、この部品です。
ここでは、回転翼は、おんちゃんに作っていただいたABSのものを使っています。

今回の特徴は、回転翼も新しいのですが、グリップエンドを丸くしたこと。
ですが、それだとボンド付けする位置決めが難しい様です。
あとインナー部品の貼り付け位置も難しく感じました。
このままでは工作には難しいので、モデルはこのまま採用するとして、工作バージョンとして若干の修正を行ってみます。
このままでは切り出しも難しいですので、簡単に切り出しできる形に簡略します。
フレーム後方に出ている撃鉄みたいな突起物は、デザイン的にバランスが悪そうだったので、入れてみたものです。いわゆる飾りですので意味は何もありません。(^^ゞ
関連記事:
FAF16の工作モデル
FAF16の工作見本つくり
図面はこちらから
FAF16 の図面
名称:三角翼連発銃 FAF16 ハンドガン
全長:328mm 銃身長:260mm 全高:105mm
適合装弾:オーバンド#16
発射方式:瞬間解放方式セミオート連発
装弾数:6発
材質:ヒノキ、チーク、ABS、シナベニア
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>蛇口さま
うちのブログへご来訪、またゴム銃への興味を持って下さいまして、まずはお礼申し上げます。ありがとうございます。
誰でも閲覧できるコメント欄からご質問下さいましたので、私からの回答もオープンとさせて頂きますことご了承ください。
私の普段の活動は、「フォレスト工房 活動記録」に一覧にしてあります。
http://blog-imgs-42.fc2.com/f/o/r/forest08/katudo.html
お時間ありましたら閲覧くださいますと助かります。
簡単に申しますと、子ども達へゴム銃の楽しさを伝え、さらにそこから「作る、造る、創る」事の良さや技術を学んでいただきたく広く活動しています。
ゴム銃の図面公開も、そんな理由から行っておりまして、ガンロッカーの冒頭にも記させていただいております。
図面の公開に対し、使用制限等の言葉足らずの所がありますが、そんな目的で使っていただく分には全く問題ありません。
今回、親子20組への出前講座の計画があるとの話ですが、
私自身、公共施設やボランティア団体からの出前講座を行う場合、殆どが材料費のみ、もしくはプラス交通費等の経費くらいで実施しております。
蛇口さまの使用目的も、同様な形であるなら問題ありませんが、営業利益などを含む活動でしたら、使用制限をさせて頂きたく思っております。この点、ご理解ください。
今回コメント頂いた一番の目的は、作成手順書が欲しいとの事ですね。
確認なのですが、蛇口さまは、図面から起こしてゴム銃を作成して頂けましたでしょうか。
このゴム銃は図面通りに切り出し、図面通りに組み立てれば、まず間違いなく動きます。
しかし、人が切り出すものですから、どうしても誤差が出ます。また、作成時にも、決まった場所に綺麗に組み付けられるかというと、それも叶わないことがあります。
自分が工作教室を行うと、よく「余った工作キットがあれば別けて欲しい」との声を聞きます。しかし、私は全てお断りしています。
それは作成手順書が有っても、仕組みをよく理解できていないと組み立て時のトラブルに対処できず、完動品を作ることが難しいからです。
もし、蛇口さまが図面からゴム銃を作成して頂いているならご理解頂ける事だと思います。
だれでも簡単に作れる設計になっておれば問題ありません。しかし、残念なことに切り出し易さや材料の入手し易さも含めての設計であるため、そこまで考慮されておりません。
作成手順書をお渡しすることは容易いことですが、作る上でどんな点が難しいか、どうやって指導すべきか、まずはご自身でご一考ください。